トップメッセージ

木内 孝(サステナビリティ日本フォーラム 会長)

世界と語るサステナ日本を目指します

木内孝

今年は英国エリザベス女王即位60年を祝った年でした。英国で最も著名な写真家、アンソニー・オズモンド・エヴァンスさんが60冊限定の重厚な写真集を出版したと、日本に2冊送って頂きました。この次は7年後の2020年に、全人生を賭けた写真集を作ろうと考えているんだが、テーマは何にしたら良いだろうか、と相談を受けました。皆さんでしたら、どのようにお応えになりますか? 私の答えは『日々気候変動の脅威にさらされる私たちの暮らし、”Life—Under Threat of Climate Change”』エヴァンスサンの反応は「気に入った。Fabulous!」でした。これから7年間、世界中を飛び回って写真を撮りまくる彼の姿が目に浮かびます。

明治15年、福澤諭吉さんが創刊した時事新報は昭和30年に廃刊になり、爾来復刊への道は遠く、58年間が過ぎました。私の祖母・瀧は諭吉の4女、16歳の時から時事新報に投稿し、長じて日本にYWCAを設立するなど、135年前の日本女性としては出色の社会事業に打ち込む素敵な人でした。時事新報の復刊を願う方は、日本は元より海外に多く「復刊したらお祝いのメッセージは自分に贈らせて欲しい」と云う方も居られます。やんちゃな私から、なんと仰るお積りですかとお尋ねしましたら、ご返事が届きました。”This is worth watching and listening.” サステナビリティ日本フォーラムに頂戴したいメッセージです。

プロフィール

木内 孝(きうち たかし)NPO法人・フューチャー500 理事長/株式会社イースクエア代表取締役会長
ドイツ・ハンブルグ生れ、慶応義塾大学経済学部卒業、カナダ・ブリティッシコロンビア大学大学院卒業。三菱電機海外業務部長、海外第一事業部長を歴任。三菱電機アメリカ社長及び会長、1993年取締役、1995年常務取締役。
アメリカの市民社会に積極的に貢献したことにより1992年に外務大臣賞、1995年に日米協会国際市民賞を受賞。1995年にコロラド州にてフューチャー500を設立。環境保護・資源保全・働く女性を応援する活動に積極的に参加。現在も国内及び海外で講演、ワーク・ショップ等数多くこなす。

後藤 敏彦(サステナビリティ日本フォーラム 代表理事)

レポーティングの大きな流れ

後藤敏彦

2013年は報告の世界では、後世では転換の年といわれることであろう大きな動きがあった。GRIのGRIガイドライン第4版の発行とIIRC(国際統合報告評議会)のドラフトの発行及び年末に予定されている最初のフレームワークの発行である。また、欧州政府も会計指令について非財務情報開示の義務強化改訂提案を行っている。 いずれも、小職の理解では長期的視点とマテリアリティ(重要性事項)の重視である。そもそも環境報告やCSR報告は過去情報の開示を求めることから始まったといって過言ではない。それが、次年度の目標、中期の目的という形で少しずつ将来情報を盛り込むことを求め出した。それが、今回は主として投資家向けの統合報告や会計指令では長期的利益、長期的発展のための報告という求めに変わったのである。四半期決算に代表される短期思考は今後大幅に崩れていくのではないか。

CSRリスクとオポチュニティ

また、バリューチェーンでの頂点(ブランド)企業への国際NGO等の働きかけも顕在化してきている。企業は、本業としてのCSR、すなわちCSRリスクとオポチュニティについて全社を挙げて取り組まねばならない時代に突入しだした元年になろう。

プロフィール

後藤 敏彦(ごとう としひこ)サステナビリティ日本フォーラム代表理事
昭和39年東京大学法学部卒業。
サステナビリティ・コミュニケーションネットワーク代表幹事、社会的責任投資フォーラム最高顧問、グローバル・コンパクト・ジャパン・ネットワーク理事、環境監査研究会代表幹事、環境経営学会会長。
環境管理規格審議委員会EPE小委員会・14005国内委員会委員、環境レポート大賞審査委員会委員、JICA環境管理分野課題別支援委員会委員など。著書に「環境監査入門」(共著)ほか、講演多数。

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