第3期TCFDコンパス研究会
・第1期TCFDコンパス研究会(2019年)報告書
・第2期TCFDコンパス研究会(2020年)報告書
日程 | 2021年秋以降全3回各13:00~16:00 |
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場所 | オンライン |
□ 強いアイディアを考える(個人ワーク) Dari K社員の方にもこのパートに参加いただき一緒に考える 参加者の職歴に応じて、Dari Kの事業で進化させたいものを選択 1)Dari Kチョコレート事業のサイトオペレーション 2)Dari Kチョコレート事業のサプライチェーンマネジメント 3)Dari Kチョコレート事業のアドボカシー/広報 4)Dari Kチョコレート事業のマーケティング □ ミニトークDari Kの取組紹介 講じている適応策 □ 質問ワーク □ ワークの共有、チーム編成、チーム内自己紹介 |
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□ 2050年の社会に耐えうるアイディアか?縦軸を気候変動の幅、横軸を3つの中から選択し、4つの2050年の社会を描く(以下、チームワーク) 縦軸の引き出し―環境省実践ガイド企業事例から 横軸の引き出しーなし 横軸3候補には、下記の中から高影響/高不確実なものをDariKさんと一緒に事前に検討 □ 2050年のスナップショットをシナリオロジックで紐解く □ 国立環境研究所横畠様ミニトーク(打診予定) エルニーニョ現象をシナリオロジックで理解する □ アイディアのストレス・テスト □ ストレスに耐えうるアイディアから「カカオで世界を変える」ための事業シナリオを立案する |
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□ ストレスに耐えうるアイディアから「カカオで世界を変える」ための事業シナリオを立案する(つづき) □ ミニトーク カカオ会社の成り立ちを俯瞰する(カカオで世界を変える協働・競合企業) □ ミニトーク コーヒーの成り立ちを参照する □ どのアイディアにどのくらいの期間とお金をかけて投資すべきか、事業シナリオの資金計画について。協働する金融機関 □ 全体共有 |
はDariKさんにご参加、ご講演をお願いしたい部分。すでに農地におけるポートフォリオの作成など適応策を講じている。参加者から出たアイディアが粗末なものにならないか、注意が必要。
TCFDは、金融セクターを対象とした気候関連財務情報開示の提言。また1,000億円以上の売上があり、CO2排出量が多いとされる事業会社に向けたものでもある。
2017年, 最終報告書 気候関連財務情報開示タスクフォースの勧告 P14
2020年, 気候関連財務情報開示タスクフォース 非金融企業のためのシナリオ分析に関する手引き P50
気候関連事項を財務情報に盛り込むために、過去の取組を開示し、中長期的に顕在化する気候変動のリスクを引当金として見積もり開示するといった、矮小化した解釈に繋がりかねない。座礁資産からの引き揚げのために活用されるのではなく、ESG投資家とともにサステナブルな事業・企業の増加の後押しとしてTCFDが活用されるべき。
第1、2期TCFDコンパス研究会は、戦略(事業シナリオ)のところで各チームの筆が止まったことが振り返るべき大きな点。
第3期TCFDコンパス研究会は、初日から事業に焦点を当てワークすることで事業シナリオをシャープなものにし、2050年の未来に適応し、ESG投資家とともに育む対話の機会に繋げるものとする。