GRIとの連携 GRIスタンダードの理解と普及
GRI(Global Reporting Initiative)は、サステナビリティに関する国際基準の策定を使命とする非営利団体です。UNEP(国連環境計画)の公認団体として、国際基準「サステナビリティ・レポーティング・ガイドライン)を策定することから取り組みをスタートさせました。
同ガイドラインは「サステナビリティ」という抽象的な概念を具体的な指標として可視化したもので、持続可能な経営を目指す企業をはじめ、さまざまな組織の活動を後押ししています。
これまでに改訂を重ね、欧州等での非財務情報開示の義務化や全世界でのESG投資のメインストリーム化を背景に、現在、手引きとしての意味合いであったガイドラインから政府や企業が依拠することができるスタンダードとしてソフトローの役割を果たすまでになりました。
サステナビリティ日本フォーラムは、2002年にGRIと覚書を交わし、以来、GRIスタンダードの翻訳やこれまでのガイドラインの頒布、イベントの主催など、GRIスタンダードの理解と普及に努めています。
なお、GRIに関する詳細な団体情報は、以下サイトをご参照ください。
GRIガイドラインの歴史
2016年 | 10月 | GRIスタンダード 2016発行 |
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2013年 | 5月 | GRIガイドライン第4版発行 |
2011年 | 3月 | GRIガイドライン第3.1版発行 |
2006年 | 10月 | GRIガイドライン第3版発行 |
1月~3月 | パブリックコメント募集 | |
2005年 | 12月 | GRIガイドライン第3版ドラフト発行 |
2003年 | SFP(Structured Feedback Processes)をスタート | |
2002年 | 9月 | GRI本部をボストンからアムステルダムへ移動 ステークホルダー協議会(SC:Stakeholder Council)を設立 最初の業種別補足文書を発行 |
8月 | GRIガイドライン第2版を国連持続可能な開発に関する世界サミットにて発行 | |
4月 | GRI発足記念行事をニューヨーク国連本部にて行う | |
1月 | 独立機関としてのGRI設立のための理事会を発足 | |
2001年 | ガイドライン改訂のための作業を開始 マルチステークホルダーによる業種別補足文書の作成作業を開始 |
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2000年 | 11月 | ワシントンDCにて国際シンポジウムを開催 |
6月 | GRIガイドライン第1版を発行 | |
1999年 | 3月 | GRIガイドライン公開草案を発表 ロンドンにて国際シンポジウム開催 |
1997年 | 9月 | CERES(Coalition for Environmental Responsible Economies)が国連環境計画(UNEP)などの協力でGRIプログラムを開始 |