平成26年度報告
会員動向・財務報告
~収入は昨年に比べ3割減、安定的かつ使途自由度の高い収入源が課題~
会員数は98(平成26年12月31日現在)。17名の役員、27名の評議員および10名の運営委員と専従職員は1名。平成26年度の入退会状況は、企業会員は2社入、3社退(1社減)。個人会員は8名入、2名退(6名増)。
収入の71%を占める会費収入(内68%は企業会員費)の中で、企業会員の減少が全体に与える影響は大きい。
事業概要
○:会員拡大含め一般向けにも開催 △:会員向けに開催 ※:新規取組み ×:廃止
対象者 | サステナビリティに資する情報開示を促進し持続可能な社会を構築するためのプログラム | ||
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調査・研究 | 講座・座談会 | レポート・発行物 | |
CSR部門担当者/サステナビリティ・CSR志向の企業人/CSRの裾野を広げる取組みに関心を持つ人 | △未来データ&シナリオ研究会※ △レジリエント企業価値評価格付けWG※ △EU会計指令の動向調査 ○CSRレポート作成支援× |
○シリーズ勉強会 ○役員向けCSR講座※ △CSR基礎講座 △基礎講座フォロー編※ △エシカル市場拡大のためのラウンドテーブル(以下、RT)※ △GRI Bastian氏とのRT ○G4シンポジウム △役員懇談会 |
△エシカル市場拡大のためのRT報告書 ○ラギー・フレームワーク ○第三者意見書ガイドライン △シリーズ勉強会レポート △ウェブサイト・会員専用ページ運営 ○メールマガジン |
サステナブルな社会構築・地域創生に関心を持つ人 | ○海士町 再生可能エネルギー自給率向上の取組み | ○地域地球学での取組みをまとめた報告書 |
事業報告(1)CSR事業
1、企業のCSR活動を啓発・促進する事業
※・・・平成26年度新規取組み
満足度・・・アンケート回答で勉強会の内容について適切・概ね適切80%以上を◎、60~80%を○、60%未満を△とする
シリーズ勉強会 テーマ「長期的価値創造について理解を深める」
開催日 | タイトル | 講師(敬称略) | 参加者数 (非会員) |
満足度 (アンケート回答率) |
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6/18 | 統合報告を『正しく理解する』には | 国際統合報告評議会 小澤ひろこ 大和証券投資信託委託(株) 菊池勝也 |
30(14) | ◎(70%) |
7/23 | 持続的成長を目指す企業にとっての非財務情報とは | (株)QUICK 広瀬悦哉 (株)クレアン 後藤英樹 |
24(10) | ○(42%) |
9/24 | 経営全体で長期的価値創造に取り組むためには | 日本電気(株)藤井浩美、成川泰教 CSRレビューフォーラム 岸本幸子、山口智彦 |
22(12) | ○(86%) |
CSR基礎講座
開催日 | タイトル | 講師(敬称略) | 参加者数 (非会員) |
満足度 (アンケート回答率) |
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1/21,2/19, 3/19,10/15, 11/12,12/17 |
役員・部長(室長)のためのCSR基礎講座 全2回 ※ | Sus-FJ 後藤敏彦 | 10(1) | -(-) |
1/15,2/10, 3/12,4/9, 5/15,6/11, 7/9,7/17, 10/8,10/22 |
CSR担当者のためのCSR基礎講座 全5回 | Sus-FJ 鎗野達男 | 23(10) | ◎(52%) |
10/10 | CSR基礎講座フォロー編 ※ | Sus-FJ 後藤敏彦 | 14(4) | ○(56%) |
延岡地域雇用促進協議会より委託を受け「企業活動とCSR(企業の社会的責任)」開催(11/27,28)。
研究会
開催日 | タイトル | 専門家への意見徴収 (敬称略) |
参加者数 (非会員) |
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4/18,4/28, 6/2,6/30, 7/28,9/22, 10/27,11/25, 12/26 |
未来データ&シナリオ研究会 第1回~第9回 ※ | 駒澤大学 李妍焱 日本経済大学 ミヤッカラ・金在叔 昭和シェル石油(株) 角和昌浩 地球村研究室 石田秀輝 元高校物理教師 姉川秀治 |
13(0) |
2030~2050年を見通す上で重要な地域への視察として上海を訪問(5/17~20)。
ラウンドテーブル(以下、RT)
開催日 | タイトル | 参加者数 (非会員) |
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3/19 | GRI Director Reporting Standards Bastian Buck氏とのRT | 11(1) |
4/14,6/5, 8/22,10/1 |
エシカル市場拡大のためのRT 「(オーガニックコットン)5%じゃ、ダメですか」全4回 ※ |
32(18) |
2、サステナビリティ・レポーティングの国際標準をめざすGRIガイドラインの普及・啓発事業
G4マルチステークホルダー委員会共催シンポジウム
開催日 | タイトル | 講師(敬称略) | 参加者数 (非会員) |
満足度 (アンケート回答率) |
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12/15 | マテリアリティの特定を長期的な企業価値向上に結びつけるには | LRQA 冨田秀実、Sus-FJ 後藤敏彦、 (株)クレアン 冨田洋史、 (株)セブン&アイ・ホールディングス 伊藤順朗 大阪ガス(株) 原寛之、 損害保険ジャパン日本興亜(株) 関正雄 IIHOE [人と組織と地球のための国際研究所] 川北秀人 |
198(127) | ◎(49%) |
3、サステナビリティ・レポーティングに関する研究を推進し、国内外へ提言・提案を行なう事業
ラギー・フレームワーク頒布数は平成26年度36冊増で累計610冊。
マテリアリティに関する原稿執筆(経済産業省「環境報告書プラザ」)。
一般社団法人レジリエンス推進協議会より委託を受けレジリエンスと企業評価の在り方について検討するワーキンググループを立ち上げた。※全4回開催予定(平成26年12月~平成27年3月)
開催日 | タイトル | 委員(敬称略) |
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12/15 | レジリエント企業価値評価格付けワーキンググループ第1回 ※ | Sus-FJ 後藤敏彦、 (株)大和総研 河口真理子、 (株)日本政策投資銀行 竹ケ原啓介、 高崎経済大学 水口剛、 CDP 森澤みちよ |
事業報告(2)サステナビリティ社会構築に向けた調査・研究・支援事業
~地域創生の星、海士町で再生可能エネルギー自給率向上を目指し取組んでいます~
あま未来アイランドプロジェクトとして、国内外からの注目が高まる海士町と環境経営学会の再生可能エネルギー研究委員会との3年目となる協働取組み。
3月~8月にかけて全国5箇所の視察。環境経営学会研究報告大会(5/24)や上智大学(10/14)での報告。1月~12月にかけてスカイプ会議を全10回開催。島前高校の地域地球学での取り組みをまとめた報告書300冊を教育委員会や教育関係者に配布。
広報活動
ウェブサイト・会員専用ページの運営
メールマガジンの配信
配信数は全47号配信(+29通)。購読者数は1,275名(-19名)。
その他
役員懇談会
開催日 | ゲストスピーチ(敬称略) | 参加者数 |
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1/9 | 「G4策定プロセスについての共有」 LRQA 冨田秀実 |
16 |
8/19 | 「CSRからみたアベノミクスの光と影」 セコム(株) 中山泰男 |
20 |
その時々の重要なテーマについてゲストを呼び、各界のCSR分野でご活躍の理事・評議員が情報交換、意見交換をする場を提供。
認定NPO法人に向けた取組み
仮認定NPO法人に認定(8/1)。寄付金と賛助会費に対して「所得控除」が適用される。認定NPO法人の要件をクリアするために、寄付金の募集と民間助成金への申請を行い、平成28~29年の認定を目指す。